新社会人必見 これだけで金融知識が身に付く山崎元さんのマネー戦略

2021/03/31

投資


 明日からいよいよ新年度ですね。

 息子の新しい制服も完成し、あとは、入学式を待つばかり、まだ、宿題が終わっていないようですが、今は、新入生にも事前に宿題が課せられるのです。

 そして何と、入学式の翌日からは、いきなりの実力テストが実施されるそうで、何とも、厳しい高校生活の始まりなのです。

 うちの息子が新社会人になるのは少なくとも7-8年後ですが、いったいどんな世の中になっているんでしょうか、世界の動きが激しすぎて、とても予想ができません。


新社会人必見 これだけで金融知識が身に付く山崎元さんのマネー戦略

 さて、そのような新年度を迎える大切な時期に、山崎 元さん(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員)が、新社会人に向けたマネー戦略についての記事を投稿されていました。

早期リタイア「FIRE」派も働き続ける人も、マネー戦略の3分の2は同じでいい理由

 これは、新社会人だけではなく、適切なマネーリテラシーを身に付けたいという方は、この記事を読めばもうOKという内容で、出来るだけ多くの若い方々に読んでほしいなと思いました。

 惜しむべくは、ダイヤモンド・オンラインという媒体が、けっして若者向けではないという点ですが、幸いヤフーやグーグルのトピックスにも取り上げられていましたから、うまく拡散すればいいのですが。

 外国株インデックス投信と日本株インデックス投信を半々で保有せよという、山崎さんがいつも主張されている部分だけは、個人的には世界分散投資の方がいいのではないかと思いますが、その他はまさに「おっしゃるとおりです」という内容でした。

 「FIRE」を勧めるのでもなく、否定するでもなく、絶妙のバランス感です。

 2022年度から高校での資産形成の授業が始まりますが、是非、このような現実に沿った良いものを教材に使ってほしいものです。

 まぁ、学校で「FIRE」に触れるわけにはいかないでしょうけど、次代を担う子供たちには十分なマネーリテラシーを身に付けてから、新社会人として活躍してほしいものです。


日本人「総投資家」構想の実現にはどうすべきか

 また、こちらの記事は日本人のタンス預金が100兆円を超えたというニューズウィークの記事です。

 日本人に蔓延する預貯金信仰と、それがもたらすインフレリスク、そして、資産運用の必要性を説いています。

タンス預金が100兆円を突破! 「現金好き」はどんどん損する時代に


 そして、こちらの記事につながるのですが、野村総合研究所の上級研究員の方による日本人「総投資家」構想に関する記事です。

日本人の「投資への高すぎる壁」壊す逆転の発想 | 投資

 日本人「総投資家」という考え方自体は、昔からよく聞くものですが、この記事ではその実現に向けて、「証券を受け取るだけの口座(ベーシックアカウント)」を全国民に開設させることを提案されています。記事を読んでいると、ご本人も無理だろうなと思いつつ、筆を進めているのかなと感じられました。

 私は、日本は投資立国となれるだけの十分なポテンシャルを持っていると思っています。

 日本人の個人金融資産約1,950兆円のうち半分以上の約1,000兆円が預貯金ですが、預貯金のうち1割の100兆円でも株式投資に向かえば、経済の潤滑油として大きなインパクトになることでしょうし、含み益が生じれば国内需要の喚起にもつながるでしょう。

 さらに進んで、仮に、預貯金の半分にあたる500兆円ともなれば名目GDPに匹敵しますから、これが株式投資に向かえば、それこそ日本自体が「経済的に自立」できるかもしれません。

 現在、日本銀行によるETF(上場投資信託)の買い入れに出口戦略が無いことの危険性が指摘されていますが、それならば、EFTを国民に配ればいいと主張する識者もいらっしゃいます。

 私も、全国民に10万円の現金による給付金をばら撒くくらいなら、「証券口座の開設を条件として」10万円分のETFを各口座に配布すれば、国民こぞって我先にと、それこそ争うようにして証券口座を開設することでしょう。

 大半の方は速攻で売ってしまうのでしょうが、そのうちの少なくない方は、投資に興味を持って、個人投資家への道を歩み始めると思うのです。

 まぁ、私も、この記事の投稿者と同じように、「まぁ、無理だろうな」と思いつつ文章を書いている一人なのですが。


投資を始めるなら「インデックス投資」をお薦めします。


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3匹の猫にお仕えする猫下僕です。 息子の子育てが一段落し、教育費用(大学進学費)のめどが立ち、ようやく自分らの老後の準備を本格化せてています。

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