15年前に資産運用の第一歩を踏み出すのは、私にはハードルが高すぎました

2021/02/25

投資


 20年位前から、ネットオークションを活用していたこともあり、当時できたばかりのイーバンク銀行(現在の楽天銀行)に口座を持っていました。

 主にネット送金とネット定期預金を利用していたんですが、子供が生まれた15年ほど前、ふと、投資信託のページを開き、購入を検討してみたことがあるんです。

 今思えば、イーバンク銀行の投資信託は、リアル店舗の証券会社に比べると、手数料が割安な商品が多かったのですが。

 当時の私の感想としては、管理費用(信託報酬)や、投資信託を購入する際はだけではなく、売却する際にも手数料がかかり、とにかく手数料が高いなというものでした。

 これは、いったい年利何%で運用出来たら儲けるんだ?と疑問を感じたことを覚えています。


 そして、何より、臆病者の私にとっては、元本保証が無い世界にお金を突っ込むという、精神的なハードルの高さといったらなかったです。

 要は、元本割れの可能性があるというリスクを負うのが単純に怖くて、その時は結局、購入を見送ってしまいました。


 その後は、日常の忙しさにかまけて、投資のことなんか、全く考えもしない日常が長いこと続きましたが、40歳台も後半になり、老後の生活についても考え始めたとき、私の職場でもiDeCo(イデコ)に加入できるようになったのです。

 イデコをきっかけに、資産運用の勉強をしてみようと、ようやく重い腰を上げたわけです。

 すると、ざっと、ネットで調べただけでも、私がかつて知っていた環境と劇的に変わっていることが分かりました。

 投資信託の手数料は、嘘のように低コスト化が進んでいて、投資信託の購入・売却手数料は、無料(ノーロード)が当たり前となっていました。

 さらに、世界に分散投資できる投資信託の多くが、管理費用(信託報酬)0.1~0.2%台という低コストで運用されているのです。


 その後、図書館に通って、むさぼるように何冊もの投資関連本を読破していったのですが、結局、素人の私にとって、最も参考になったのは、個人投資家さん方のブログでした。

 参考にさせていただいたのは、古参の有名インデックス投資ブログで、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」、「吊られた男の投資ブログ」などです。

 自ら経験してきた投資の情報を発信されており、何より、いわゆる金融業界のプロではなく、ごく普通の一般人である彼らの発信が、私の琴線に触れたのです。


 彼らは、私が投資信託の購入を断念した頃から、当時の厳しい高コスト環境の中、忍耐強く積立投資を継続し、貴重な情報を惜しみもなく、長い間ずっと、提供し続けてこられているのです。

 そのような古参の投資ブロガーの皆さんのおかげで、私もようやく元本保証のない世界に飛び込むためのハードルを越えることができ、資産運用の世界の扉を開くことができたのです。


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3匹の猫にお仕えする猫下僕です。 息子の子育てが一段落し、教育費用(大学進学費)のめどが立ち、ようやく自分らの老後の準備を本格化せてています。

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